本日で10月が終わる。この月は毎年立て込んでいるのだが、今年は例年以上に濃密な一か月だった。

 

途切れずに降りかかる業務に埋もれて、大切なものを見失いがちになる。そうはなるまいと足掻いても、必死に目の前の出来事に対応しているうちにまた見失いがちになる。

 

そんな時は外に出て、空を見て一呼吸をしてみる。すると、心の乱れが整っていくような気がする。

 

大まかな10月の出来事を棚卸ししてみた。

 

10月に入ってすぐ、二人目の児童が当ホームに入居した。それからすぐに三人目の児童も入居し、それに続くように入居依頼が重なり、すべての部屋が入居希望者で埋まることとなった。また、入居児童の就労支援にも携わり、比較的大きい会社に拾っていただくこともできた。

 

当ホームの付近で、親から逸れた生後二週間くらいの二匹の子猫を保護した。入居児童と共に、慣れない子猫の飼育に右往左往しながら里親を探した。そのうちの一匹は心ある人に引き取ってもらうことができた。もう一匹は残念ながら途中で亡くなってしまった。翌朝ホームの皆で埋葬し、皆で手を合わせた。

 

次のように、イベント事も目白押しだった。

 

10月2日:リバーサイド泉祭にてブース出展(ゆめが丘DC)

10月4日:横浜市精連研修事業部に出席(ゆめが丘DC)

10月8日、福島県いわき市にて意見交換会を実施(NEXT)

10月8日、9日:精神科作業療法協会の参加協力(シルバーリボン)

10月9日:NPO法人なんとかなるの設立記念シンポジウムに参加(NEXT)

10月10日、11日:向き合うと、変わりはじめる写真展を開催(シルバーリボン)

10月14日:横浜市自立支援ネットワーク連絡会に出席(NEXT)

10月20日:全国自立援助ホーム協議会全国大会に参加(NEXT)

10月22日:神奈川アフターケア勉強会に参加(NEXT)

10月22日:第一回本郷フェスティバルにて参加協力(ゆめが丘DC)

10月23日:横浜修悠館高校文化祭にてブース出展(ゆめが丘DC)

 

もちろん上述したイベント事以外にも、諸々と打ち合わせなどがある。そんな中でも当ホームの入居児童に食事を作ることは一日も欠かさなかった。また、日中県外へ出張に出ていても、急いでホームに戻って宿直勤務に入ることも何度かあった。そのような姿勢や心構えは、今後も持ち続けることが大切なのだろう。

 

自分の仕事の本分は・・ 入居児童や施設利用者としっかり向き合うことだ。当然それに付随するように、その時間を確保する必要もある。

 

そのように分かっていながらも、時々見失いそうになる。目の前の業務や出来事に目を奪われてしまいがちになる。

 

しかし入居児童や施設利用者の存在を見失ってしまったら本末転倒。本来の業務は、彼らとしっかり向き合い、関わっていくことが基本となるのだから。

 

以上とりとめもない文章となるが、自分なりの備忘録として。

 

何はともあれ10月も本日で終わる。どんな状況においても、重要なのは心の在り様なのだと。