新年度が始まりました。そしてあと一ヶ月で「平成」という時代が終わります。

 

平成という時代は、それが持つ意味とは異なるような、社会情勢の変化が著しい30年だったように思います。

 

平成初期のバブル崩壊と共に、日本経済は低迷の一途を辿り、それに伴うように労働環境も雇用情勢も厳しくなりました。非正規労働者やニートと言われる人たちは増加し、自殺者数は10年以上に渡って3万人を超えることもありました。

 

価値観は多様化し、人々のライフスタイルは変化し、地域社会や家族の在り方も変わっていくこととなりました。

 

少子高齢化はますます進み、メンタル不全に陥る人や精神障害者数は増え、また、少子化と逆行するように児童虐待件数も増加の一途を辿っています。

 

それらに関してか、社会保障費は平成の30年間で3倍に膨れ上がることとなりました。

 

もちろんネガティブな変化だけではなく、平成時代はポジティブな変化も見られました。
技術革新やITの普及により、人々の生活の利便性は向上しました。また、国際交流や女性の社会進出なども促進されるようになりました。

 

30年もの年月に、あらゆる事象が濃密に凝縮された平成の時代はいよいよ幕を閉じ、次なる時代(元号)は「令和」に決まりました。

 

平成時代のあらゆる事象は、令和という時代を生きる人々の糧となり原動力となり。

 

夢と希望に満ち溢れ、人々に普遍的な笑顔がもたらされる。新しい令和という時代は、そのように在ってもらいたいと心より願うばかりです。

 

令和という元号には、美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められているとのことでした。

 

一人一人が地域社会を生きる主役として地域社会を支え、地域社会が一人一人の主役を包み込むように支える。人一人は大切なり。

 

YUMEGAOKA GROUPは、人を大切にし、寛容に人を包み込む地域社会に感謝して、新しい令和という時代に必要とされるニーズを探求し、そして成長のために弛みない努力を積み重ねてまいります。

 

平成31年4月1日
YUMEGAOKA GROUP
代表 関 茂樹