昨日は3か月に一度、横浜市の社会的養護関連施設の長が一堂に会する児童福祉部会でした。

 

乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設、ファミリーホーム、自立援助ホーム、里親会、各児童相談所等、市内には社会的養護にまつわる多くの社会資源やサポート機関が存在し、他の自治体と比較してもそれは厚みがあるように思われます。

 

しかしながら、同市人口は370万人超。人口だけで単純に考えても、他の自治体より多くの要支援家庭や社会的養護児童が存在することは不思議ではありません。

 

部会の終盤、「横浜市の社会的養護を考える」とのテーマで、部会長がひと昔前と現在とを比較し、市内の社会的養護の変容や課題をお話しくださいました。

 

施設も児相(行政)も、日頃から数多くの難しいケースと向き合い、対応に追われ、それが切れ間なく断続的に続いています。また、アフターケアをも考えれば、支援の期間はある意味エンドレスとなります。

 

高い水準の支援の質を担保するのであれば、正直既存の体制では職員が休日返上で対応しないと成り立たないくらいの厳しい状況にあるのではないでしょうか。

 

寒くてどんよりしたこの日の天気は、社会全体の漠然とした閉塞感と何処と無く似ているようで。

 

しかし悲観はしていません。関係者が同じ方向を向いて一致団結すれば、未来はきっと明るいものと思います。