私が在籍する大学院の博士課程に、自分の父親と同年代の方がいらっしゃいます。
時々講義などでご一緒させていただく機会もありますが、穏やかな物腰ながら意欲的に勉学に励まれているその姿勢には、頭が下がる思いです。
思い返してみると、私自身高卒資格を得たのは20代半ばでした。その後夜間の大学へ入学することになったのですが、周りからは今更大学へ行って何になるのとの声もあったように思います。
しかしながら、夜間大学という性質もあったのだと思いますが、大学に通い始めると自分より年上の人の方がたくさんいらっしゃいました。学びを得ようとする姿勢に、遅いとか早いとかはないんだと実感することができました。
そしてその選択は間違いではなかったと、今改めて思います。
先日横浜で三本指に入るマンモス中学校の校長先生が、やりたいことは自分で本当にやりたいと思えた時にやるのが最良のタイミングなんだとお話しされていましたが、私も全くそのように思います。
周りからあれこれ言われても、本気で自分がやろうと思えなければ、それが実りあるものにつながるとは思えません。裏を返せば、自分の中でやりたいことが見つかり、本気でそれをやっていこうと思い行動に移せれば、それには遅いなんてことはないのだろうと思います。
日頃から関わっている子から、今更高校に行っても遅いと耳にすることもありますが、もちろんそんなことはありません。
早いとか遅いとかよりも、やりたいと思えるかどうかが重要なんだと。今後もそう言い続けていきたいと思います。