10月26日(金)から27日(土)にかけて香川県(高松市)行われた「第二十五回 日本精神科看護専門学術集会」にて、パネルディスカッションのパネリストとして登壇いたしました。

パネルディスカッションのテーマは、「精神科看護者だからできる啓発活動を考える!」とのことで、私がライフワークとして取り組んでいる「シルバーリボン運動」の実践や、社会的養護施設で生活する児童の親御さんの中には精神疾患を罹患している人も少なくないといったこと、精神障害の親を持つ子どもの会「こどもピア」さんの紹介などをさせていただきました。

対人援助職全般に言えることですが、①目の前のクライエントの援助を基本に、②課題を整理・抽出するための調査研究、そして③課題解決に繋げるための社会(環境)や行政に働きかけるソーシャルアクションの大きく三つの取り組みを実践することが重要になると思います。

この度のパネルディスカッションは③のソーシャルアクションに関するテーマでしたが、①のクライエントへの援助や②のクライエントやクライエントを取り巻く環境、制度等の課題を明るみにするための調査研究をしっかり実践(把握)することが、③のソーシャルアクションを展開する上で必要不可欠だと思います。

自分自身、この度お声がけいただいたことで、改めて自身の仕事の本質的なものを見つめ直すことができました。

ご縁をいただいた「日本精神科看護協会」さん、一緒に登壇した「Light Ring」さんとは、また何かでご一緒することができたら嬉しいです。

香川県は海が身近にあって素敵なところでした。